【マルタ留学の現状】コロナウイルスで緊急帰国した経緯

マルタ留学とコロナの現状

マルタに1ヶ月、アイルランドに1ヶ月のオトナ語学留学をする予定でしたが、コロナウイルス(COVID-19)の影響で緊急帰国をする判断となりました。語学学校の休校が決定したのが2020年3月13日。

マルタは緊迫状態、強制隔離も

新型コロナウイルス拡大の経緯

  • 2019年12月31日:武漢で原因不明の肺炎が発生
  • 2020年1月7日:新型コロナウイルスと判明
  • 2020年1月12日:中国で初の死者を確認
  • 2020年1月13日:中国以外で初の感染確認
  • 2020年1月16日:国内初の感染確認
  • 2020年1月20日:ヒトからヒトへの感染が判明
  • 2020年1月23日:武漢を封鎖
  • 2020年1月27日:中国人の団体ツアー旅行が禁止
  • 2020年1月28日:日本人の感染者を初確認
  • 2020年1月29日:武漢からのチャーター機第1便
  • 2020年1月31日:WHOが緊急事態宣言
  • 2020年2月1日:日本で「指定感染症」に
  • 2020年2月5日:ダイヤモンド・プリンセス号で集団感染が判明
  • 2020年2月8日:武漢在住の日本人が死亡
  • 2020年2月11日:病名を「COVID-19」と命名
  • 2020年2月13日:国内初の死者

マルタでの感染拡大の経緯

  • 2020年3月3日:マルタ初の感染者家族がイタリアから到着
  • 2020年3月3日:マルタ初の感染者3件を政府が発表
  • 2020年3月11日:マルタ政府が14日強制隔離を発表(€1000の罰金)
  • 2020年3月13日:マルタ政府が渡航禁止令2020を発表
  • 2020年3月16日:マルタ政府が強制隔離の罰金を引上げ(€3000の罰金)
  • 2020年3月21日:マルタ国際空港の閉鎖

マルタ留学の経緯

  • 2020年3月1日:マルタに到着
  • 2020年3月13日:休校が決定&2週間の強制隔離対象に
  • 2020年3月14日:強制隔離期間(フロアメイトも対象)
  • 2020年3月15日:3月1日渡航者の強制隔離期間終了
  • 2020年3月16日:帰国に向けマルタを出発
  • 2020年3月17日:成田空港検疫所はダウン
  • 2020年3月18日:出社自粛の要請、リモートワークへ

マルタの語学学校で休校を言い渡され、フロアメイトとベランダでこれからの話をしました。まだ語学学校に通い始めて2週間、たどたどしい英語で何とかコミュニケーションをとりました。

休校と同時に知らされたのが、日本からの渡航者の強制隔離のこと。一切の外出を政府から禁じられ、日本渡航者と同じフロアに住む仲間も巻き添えになったのです。フロアメイトは「気にするなよ」と声をかけてくれました。

マルタの強制隔離とは

マルタの強制隔離は、一切の外出を禁ずるというもの。そのニュースを知らされ、最初に思ったのが「食事はどうするのか」ということ。ニュースでは政府から支援があるとされていましたが、強制隔離の対象者であることさえ連絡がない現状、支援などあるはずもありませんでした。幸い、2週間の隔離期間であったものの、渡航日からカウントすることが出来たので、1日2日のみの辛抱。残り物を食べながら、家でゆっくりしていました。しかし、14日頃に辿り着いた日本人留学生は、食料もなく、英語もわからずに困惑している様子がTwitterなどで見て取れました。

強制隔離中は、外出をすると罰金が取られます。日本円で、約13万円(1000ユーロ)です。さらに、その数日後、罰金が約39万円(3000ユーロ)に引き上げられました。日に日に規制は厳しくなり、強制隔離の対象者が家にいるか「在宅確認」を開始。いよいよ緊迫した状態となって行きました。その頃には、航空閉鎖の噂も飛び交い、留学生は辛い現実と見通しがつかない未来に絶望を感じざる負えない状況でした。

強制隔離期間の過ごし方

マルタは、温暖な気候の島国。日本で言うところの沖縄のような印象があるリゾートアイランドです。そのため、語学学校のアナウンスも「家でゲームやNetflix、自分の好きなことをして楽しんで」と言う温和なものでした。語学学校の先生たちの配慮だったのかもしれませんが、考え方ひとつで楽しむことができることを知りました。

強制隔離期間の過ごし方は、語学学校のアナウンス通り、ゲームやNetflixを見て過ごしました。とにかく焦らず、冷静にいることを心がけながらも、マルタ現地のニュースや大使館の情報を集め、これからどうして行くべきなのかを考えていたのです。

帰国することも視野に入れつつも、やはり「せっかく来たのだから帰りたくない」という思いが、なかなか航空チケットを予約ができなかった理由です。

強制隔離期間終了し、マルタの海へ

強制隔離期間が終了して外に出ると、語学学校の生徒が「これからビーチに行くけど一緒に行こうよ」と誘ってくれました。強制隔離期間が終了したと言っても、政府から「外出OK」と言う連絡が来るわけではないので、少しだけ不安でしたが、ビーチに行くことにしました。

海に出ると砂浜で横たわっている人が多くいて、コロナの影響は大きくないのではないか……そんな錯覚をするほどでした。マルタはまだ春なので、海の水温は低く、海水浴を存分に楽しめる状況ではありませんでしたが「今日で最後かもしれない」と思いながら、めいいっぱい楽しむことに。水中メガネで海の中をのぞくと、そこには平和そうにカラフルな魚たちが泳いでいました。

帰国に向けマルタを出発

マルタの帰国を決めたのは、帰国する前日でした。海から帰って、食事をしながらゆっくりと過ごしていました。その日の夜、語学学校の日本人スタッフから連絡が届いていることに気づき、スカイプを使って会話することができました。

マルタの次に行く予定だったアイルランドは休校が決定し長引く可能性があること、空港閉鎖もあり得るので早めに帰国するよう伝えられました。ここでもやはり迷いましたが「帰るのも勇気だ」と言い聞かせて、すぐさまチケットを購入、宿泊施設のチェックアウトを担当者に言い伝えました。

たった2週間なのに帰国日に涙

チェックアウトが完了し、4週間の修了証書を受け取りました。

本当にあっけない2週間でしたが、全てが濃密で貴重な体験が出来ました。強制隔離をされ、帰国を余儀なくされましたが、行ったことに後悔はなく、たくさんの友達が出来ました。行く前は不安で、人との会話が苦手な所謂「コミュ障」な自分が、友達なんて出来るのだろうかと思っていましたが、空港に向かうタクシーを多くの人が見送ってくれました。たったの2週間で、こんなに涙が出来るのは本当に幸せなことなのだと思います。

マルタの空港は厳戒態勢

マルタの空港は、多くのスタッフがゴム手袋をして、マスクをしている状況でした。マスクが出来ないインフォーメーションスタッフとは、乗客と一定の距離があくように簡易フェンスが設置されていました。乗客も多くの人がマスクを着用、マスクがない人はスカーフなどで口元を覆っていました。航空機内でもコロナウイルス(COVID-19)についてのアナウンスが流され、感染予防を訴えていたのです。

成田空港検疫所が機能停止、全員が素通り

成田空港に到着して驚いたのが、スタッフの多くがマスクをしていなかったこと。そして、検疫所は機能しておらず、他の空港で行なっているサーモグラフィーなどの検査もありませんでした。マルタが緊迫していた雰囲気だった反面、日本のゆるさに安心する一方で、少しガッカリ感や不安感がわいていました。

後から知ったのですが、成田空港の検疫所で職員が試薬を落とし汚染されると言う事故が発生したことが、検査を停止していた理由でした。ただ、そんな理由があったとしても、少しの検査もなく、海外からの渡航者が東京都をはじめ、その他の地域に帰って行ったこととなると、よい想像は出来ないものです。

成田空港から公共交通機関で帰宅

特に誰に何を言われることもなく、空港も厳戒態勢と言う感じではなかったので、帰り際にスターバックスを購入し、公共交通機関で帰宅しました。日本でもコロナウイルス(COVID-19)感染者は増えていると聞いていたので「本当にいいのかな」と思いながら、帰路につきました。

海外渡航の翌日に満員電車で出社

海外渡航から帰国することは、事前に会社に伝えていましたが、特に何を言われることではなかったので、出社することにしました。日常に戻り、満員電車に揺られて出社。マスクは着用しているものの、周囲の人はあまりマスクをしておらず、感染の心配はないかもしれないという感覚でした。

ただ、会社につくと担当者から「出社自粛はして、2週間はリモートワークをしてください」と連絡が。そのまま帰宅し「自主隔離」が始まったのです。

今後はオーバーシュートの可能性も

成田空港の検疫がなされなかったこともあり、感染原因が不明な爆発的患者数の増加(オーバーシュート)が今後は増える可能性があると言う話もあります。日本では経済とのバランスもあり、野外の大規模イベントは復活する方向でも検討が進められています。

日本、EU、アメリカ、オーストラリア……など世界全体で問題が収束しなければ、語学留学やワーキングホリデーは、また遠い存在になってしまうのでしょうか。

体温計が売切れで入荷予定なし

3月23日、相変わらずドラッグストアにはマスクを買い求める人の行列が絶えない日本。マスクだけではなく、トイレットペーパーなども商品棚から消えているのが現状です。また、困ったことに体温計も一切ありませんでした。体温計がありそうな店舗をまわったのですが、いずれも入荷予定なし。局所的なのかもしれませんが、コロナウイルス(COVID-19)に関連する商品が品薄状態になっており、改めて異常さを感じました。

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【マルタ留学のスーパーマーケット事情】初めての買い出しへ!スパークリングウォーターで一息

マルタ留学の買い物

イスタンブールでトランジットでマルタに到着。タクシーで宿泊先まで向かい、太陽が登っているうちは、荷物を置いて街へ。日が落ちる前に一時滞在先に戻り、スーパーへ買い出しに。

マルタのスーパーはとにかく巨大

留学中に滞在するレジデンスに大きなスーパーがあったので、足りないものを買い出しへ。ツーフロアあるとは聞いていたものの、その巨大さに圧倒されました。

レストランを併設

入ってすぐにサラダやピザが食べられるレストラン。ピザは本格の石窯で焼いており、本場イタリアから取り寄せたであろう小麦粉やチーズがたっぷり。食べてみましたが、日本の美味しいピザ屋さんと同じくらいの美味しさです。サラダボールも美味しいので、栄養が偏らないように時々食べるのは良いかもしれません。

パンやチーズ、精肉や鮮魚も

パンやチーズも種類が豊富で、精肉や鮮魚も販売されています。冷凍食品、乳製品、ジュース、お酒、プロテインなども多く取り揃えており、一言で感想を言うとしたならば「何でもある」でした。

生活用品はスポンジを購入

洗剤などは持ってきたのですが、日本でスポンジを買い忘れていたことに気づき買い足しました。まとめ買いが主流なのか、一個での販売はなく、しかたなく二つ入りのものを購入。その他、部屋で使う台拭きなどもあると便利です。

レジ横にあった文房具を購入

マルタにはカラフルなノートが売っていると事前情報で知っていたので、レジ横にあった可愛いノートを購入しました。留学の時に真っ先に荷物に加えがちな「文房具」ですが、実はあえて持ってこない事をオススメします。現地で購入し、自分のお土産にすれば、一石二鳥です。

海外に行くと水が欲しくなる……?

日本とは違い乾燥しているのか、海外に行くと「水」が飲みたくなります。留学中は毎朝一杯の水を飲んでました。今回はお気に入りのスパークリングウォーターを見つけたので、夜のリラックスタイムでも愛飲。ジュースは飲みすぎると体に良くないので、水か炭酸水を。また、日本ではお馴染みの「お茶」も少なく、そこは少し不便に感じました。

レジデンスでゆったりする

初日は、気持ちは元気だったのですが、体は少しフライト疲れが残っているようでした。レジデンスを散策しつつ、ストレッチをしたり、ダラダラして過ごしました。

レジデンスの間取り

様々な滞在方法がありますが、どの語学学校も「共有スペース」と「個人スペース」の二つになるのが主流のようです。

共有スペースには、電子レンジ、オーブン、コンロ、冷蔵庫など生活に必要な家電があり、無料で使えるWi-Fiも。このレジデンスでは共有スペースのみWi-Fiが飛んでおり、個人スペースには届かないようにしていました。学生間が交流するような仕組みづくりなのでしょうか。

個人スペースにはクローゼット、引き出しがあり、旅行鞄からものを全て取り出して入れていました。ただ、パソコンやお金などの貴重品は鍵がつけられる旅行鞄に入れるようにしていました。この語学学校でものがなくなったことはないようでしたが、学校によっては盗まれる可能性がありますので、気をつけてください。

リラックスしながら一日の振り返りをする

この日はランチが遅めだったので、晩御飯は日中に買ったお菓子を食べて終了。明日からどんな授業が始まるのかを考えると、ワクワクが止まらず、ご飯どこではありません。

タクシーの運転手さん、レストランの店員さん、街中で出会った人、スーパーのレジの人、授業が始まるまでにも英会話をする機会がある海外。伝えきれなかった言葉を拾い集め、ノートに書くようにして、一日の最後に復習をすると良いと思いました。

レストランやレジの受け答えは基本的な定型があるので、咄嗟に話すことが出来るように「口に覚えさせる」ことを意識。シチュエーションをイメージしながらすると、何となく体が覚えてくれるはず。

初日は早めに就寝を

心は元気な初日ですが、疲れが明日に残らないように早めに就寝を。気持ちは高まっていましたが、意外とすんなりと寝ることが出来ました。

【マルタ留学の快適モバイルライフ】初めてのSIMカードを検討!オススメアプリを紹介

マルタ留学のモバイルライフ

マルタのSIMカード事情

マルタのSIMカードは大きく分けて、VodafoneとGO mobile。1ヶ月のみの滞在であれば「Vodafone」の28日間プランがオススメですが、長期滞在の場合は比較的安価な「GO mobile」の人もいます。電波が安定している「Vodafone」を使用している人が多いように感じました。何れにしても、昨今の日本のSIMカードより安価なので、日本人にとって抵抗のない価格帯だと思います。

マルタの語学留学のSIMカード

語学学校によってはSIMカードを支給する学校もあります。留学生にとってモバイルライフは不可欠だと思いますので、手に入れることをオススメします。友人とのやりとりでよく使っていたのは、メッセンジャーアプリの「WhatsApp」です。どこかで待ち合わせをしたり、情報交換に役立ちました。フリーwifiでもまかなえないこともないのですが、通信費は語学留学の計画に入れておくことをオススメします。

マルタの語学留学のオススメ必須アプリ

Tallinja App

Tallinja Appを使用すると、バスのリアルタイム運行情報、バス停マップの閲覧、アクセスルート情報、各ルートの頻度などを確認できます。Tallinja Card の利用者であれば、残高確認や取引履歴の表示が出来て便利です。

eCabs

様々なタクシー会社があるMaltaですが、もっともポピュラーで人気があるのが「eCabs」です。クレジットカードを登録しておけば、キャッシュレスで乗車できるので、料金支払いのストレスがなくラクですよ。他のタクシー会社もアプリを出しているので、ほぼ同一の機能があるはず。

ロケーション紹介

Vodafone(ボーダフォン)

ボーダフォン・グループは、イギリスに本社を置く世界最大の多国籍携帯電話事業会社。プリペイドSIMを安く手に入れることができ、空港や街中に点在。比較的、安定した電波なので、ストレスもありませんでした。1ヶ月のみの滞在であれば「Vodafone」の28日間プランがオススメ。安価なので数週間の旅行でも役立ちそう。Go mobileは電波がやや不安定ですが、より安いので使用者も多いです。現地の語学学校では、長期滞在者向けと言われています。

【マルタ留学の初日はランチへ】エッグベネディクト&コーヒーで幸せのひととき

マルタ留学でランチ

初めてのマルタ留学!ランチに挑戦

30代で「初めての語学留学」に旅立った私。フィリピン、アメリカはニューヨーク、オーストラリア、カナダなど様々な国がある中で、最初に選んだのは「マルタ共和国」でした。

ロケーション紹介

St. Julian(セントジュリアン)

象徴的な大きな教会「Church of Our Lady of Mount Carmel (チャーチ・オブ・アワー・レディー・オブ・マウント・カーメル)」やレストランが立ち並ぶエリア。留学生が一度は通る道。日本人の姿もチラホラ見かけました。

Crust Bakery Bar Bistro, Saint Julian’s

初めてのランチは、多くの人で賑わっていた「CRUST」に入店。遅めの時間だったので「ブランチメニュー」でした。エッグベネディクトとコーヒーを楽しむことができました。グループでの滞在が多いので、一人だと少し寂しいかもしれません。店員さんはフレンドリーで、オーダーした品もすぐに出てきましたよ。テラス席では強い太陽の光が当たるので、日焼けクリーム必須です。

Rivareno Gelato

スリーマ地区にあるアイスクリーム店で、ピスタチオのジェラートとレモン(レモーネ)のソルベを購入。本場イタリアのジェラートは、太陽に照らされた散歩道を食べ歩きするには丁度良い一品です。海風を感じながら、ベンチで食べる人の姿も。お店の人はとてもフレンドリーで気さくです。

マルタのLOVEモニュメント

St. Julian(セントジュリアン)地区はスピノーラ湾にそびえたつ「LOVEモニュメント」は、留学生や観光客であれば一度は見かける像。 夜は、レストランの明かりが周囲を照らし、より幻想的に。昼間は、逆さに設置されたLOVEの文字ですが、ライトに照らされると海に「LOVE」と映し出されるロマンチックな演出も。

Cat Statue (Sliema)

スリーマ地区の散歩道(スリーマプロムナード)を歩いていくと、スリーマ芸術祭のために、Matthew Pandolfino(マシュー・パンドルフィーノ)氏が作成した色鮮やかなで大きな猫の彫刻が見られます。猫の彫刻の周辺には、本物の猫たちが多く暮らしています。周辺のベンチに座っていると、ヒザに乗ってくる人懐こい猫も。

Vodafone(ボーダフォン)

ボーダフォン・グループは、イギリスに本社を置く世界最大の多国籍携帯電話事業会社。プリペイドSIMを安く手に入れることができ、空港や街中に点在。比較的、安定した電波なので、ストレスもありませんでした。1ヶ月のみの滞在であれば「Vodafone」の28日間プランがオススメ。安価なので数週間の旅行でも役立ちそう。Go mobileは電波がやや不安定ですが、より安いので使用者も多いです。現地の語学学校では、長期滞在者向けと言われています。

Dr. Juice

美味しいだけでなく、健康的な食べ物を提供する「ドクタージュース」に立ち寄りました。ピザやパスタばかりで不足しがちなフルーツの栄養素を補えるスムージーが、留学生にも嬉しい。レモン系は間違いはずと思いましたが、これが正解。酸味が丁度よく、日本人でも飲み慣れた味。プロテイン系はタンパク質が取れるので良いですが、少し抵抗感があるかも。不安だったら、小さめのサイズで試してみて。

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【マルタ大人の語学留学体験記】初日がスタート!観光気分で周囲を探索

マルタ留学の初日

ついに初めてのマルタ留学へ

30代で「初めての語学留学」に旅立った私。フィリピン、アメリカはニューヨーク、オーストラリア、カナダなど様々な国がある中で、最初に選んだのは「マルタ共和国」でした。

日本を出発し、いざマルタへ

成田発の「ターキッシュ エアラインズ – Turkish Airlines」でイスタンブールで乗り継ぎ、マルタ共和国へ。 インスタンブールは、とても綺麗な空港でした。スターバックスなどのカフェもあり、お土産の試食をしながら乗り継ぎ便の出発を待ちました。

マルタに到着し、宿泊先へ

ロストバゲッジが心配でしたが、荷物も無事回収しました。空港を出ると、語学学校の迎えの人と合流。バレリーさんという優しそうな方でした。最初、先生だと思っていたのですが、語学学校が手配したタクシー運転手の方でした。

マルタの城!レジデンスに到着

1ヶ月暮らすレジデンスに到着し、施設説明。フロアメイトは学校の時間で不在。この時はまだ顔を合わせることはありませんでした。電気の付け方、ゴミの出し方や分別方法、キッチンや洗濯、禁煙などのルールを聞いたら、荷物を置いて街へ繰り出しました。

マルタの交通

マルタは「バス社会」で、頻繁にバスが走っているのを見かけます。ただ時間通りに来ることは少なく、現地の人はアプリ(tallinja)でバスの位置を把握しているそうです。またタクシー(eCabs)も発達しており、こちらもアプリで。クレジットを登録しておけば、支払いもスムーズ。初日は乗り方がわからなかったのと、土地勘を得るために徒歩で散策することにしました。

語学留学生が多くいるセントジュリアンズ

最初に見えてきたのは「St George’s Bay」という人工のビーチ。透き通った海に思わず頬が緩みます。まだ春になったばかりなので、やや肌寒いですが、太陽の日差しは鋭く、水着姿で横たわる人も見られました。 ショッピングモール「Bay Street Shpping Complex」やその周辺には、コスタコーヒーやハーゲンダッツ、ピザ屋・ジェラート屋が点在。イタリアの雰囲気が漂っていました。 階段を登りきるとマルタ最大のナイトスポット。クラブやバーが多くあり、昼間からお酒を楽しむ人の姿も。新宿の歌舞伎町のような印象です。

猫の島としても知られるマルタ

ヨーロッパのリゾート地であるマルタは、日本の沖縄のような雰囲気。どこか優しくゆったりとした雰囲気が流れています。 猫の島としても知られ、道を歩いていると多くの猫と出会うことがあります。ベンチでジェラートを食べていると、膝の上に乗ってくる猫も。

ロケーション紹介

Istanbul new airport(イスタンブール新空港)

数々のブランドショップ、カフェが立ち並び、快適な乗り継ぎが出来る空港。真新しいフロアが旅行気分を一層高めます。

St George’s Bay(セント・ジョージズ・ベイ)

5 つ星の高級ホテルに囲まれた人工のビーチ。マルタの中でも人気の高いビーチです。語学学校「EFマルタ」のビーチもあり、夏になると多くの学生が集います。

Bay Street Shopping Complex(ベイ・ストリート・ショッピング・コンプレックス)

マルタのセントジュリアンにあるホテル、商業、エンターテイメントの複合施設。カフェやお土産店、カジノなどが密集しているエリアで、語学留学生も多く足を運びます。

Paceville(ペースビル)

マルタの主要なナイトライフの拠点であるセントジュリアンの地区。ナイトクラブ、バー、ストリップクラブ、パブ、レストランが多く点在します。

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【初めての大人留学】エージェントなしでマルタの語学学校に決めた理由

初めてのマルタ留学

初めてのマルタ留学へ

会社員になって約10年が経とうとしたある日。ふと思い立って留学を目指し始めました。半年前くらいに周囲の人に言ってみたら「いいじゃん、やったらいいじゃん」と、冗談なのか、ただ面白がっているだけなのか、人ごとだからか、すごく軽い感じだったけど、背中を押された。色々と反対しがちな親だったのですが、私もいい大人だからか「留学、夢なんでしょ?」と言ってくれて、一歩足を踏み出すことになったのでした。

30代で「初めての語学留学」に旅立った私。フィリピン、アメリカはニューヨーク、オーストラリア、カナダなど様々な国がある中で、最初に選んだのは「マルタ共和国」でした。 イタリア南部に位置する「マルタ共和国」は、EU加盟国で周辺加盟国にも数千円から数万円で旅行に行ける便利な国。一度訪れた人は、誰しもが虜になる素晴らしく美しい国です。温暖な地域もあってか、フレンドリーな人々が多く、この1週間生活してみて「心温まる瞬間」がいくつもありました。 訪れる観光客も温和な人が多く、とても親切。初めての語学留学で選んで本当に良かったと思っています。

最初の1週間は環境を整えるので精一杯

最初の1週間は環境を整えるので精一杯。動画編集をする時間ももったいないと思えるくらい、気持ちが高まるスポットばかり。數十分も歩けば、美しい海の景色が広がり、ベンチに腰掛けて風を感じられる。これほど贅沢なことはないのです。 そんな中、1週間程が経って、新しい環境にもなれ、知らず知らずに溜まった疲労を感じつつ、マルタで出会ったことを振り返ってみようと思い立ちました。ぜひ、マルタ(イタリア南部)の爽やかな風を感じていただければ幸いです。もしこれからオトナ留学をしようと思っているならば、ぜひ参考にしてみてください!

大人留学を決めた理由とは

シンプルな答えとしては、音楽やカルチャーへの知的好奇心だと思います。ただそれ以前に、英語を触れる機会が多かったからだと思います。

子どもがやりたいと言ったことだけをやらせる放任主義的な家庭で育った私ですが、英語塾だけは何故か母親にすすめられて行きました。その英語塾はネイティブな女性と日本男性(つまり夫婦、そしてゴールデンレトリバーが一匹)が行う家庭的な塾でした。英語を使ったコミュニケーションに、自然と興味を持ったのだと思います。 大学では、英語のみを使ったユニークな授業がありました。今思えば英語に導かれていたのかもしれません。同じ頃、留学の話があり「行きたい」と思ったのですが、友人や親、周囲の人が誰一人として海外に行ったことがない中で、勇気を持って一歩踏み出すことは出来ませんでした。お金や勉学など、行かない理由を作って、いつしか忘れ去っていたのでした。

今思えば、留学前は、社会人になって10年程が経ったある日、仕事にも慣れ、物足りなさを感じてしまっていたのだと思います。また、病気がちにもなっていたので、大げさですが「もし明日、死んだとしたら何がしたいか」と考えた時に、最初に思い浮かんだのは「海外留学」でした。 語学を学ぶなら、日本にも多くの英会話スクールがあり、わざわざ大金を払って危険な海外に行く必要はなかったのですが、学びたかったのは語学だけではなく、生活・文化だったのです。どんな生活をして、どんな思いで日々の暮らしを過ごしているのか……。 10年ほど働いた自分の「バケーション」という気持ちもあると思います。同じような毎日、安倍政治批判ばかりの日本に嫌気がさしていたのかもしれません。

大人留学を決めた時期

半年前から準備をすすめていましたが、結局は直前まで悩んでいたのです。  今だから言えるのですが、本当に「留学」を決めたのは、行く2週間前です。会社の上司に「ご迷惑をおかけしますが、いってきます」と挨拶した時には、学校・飛行機チケット・持ち物さえ決まっておらず、旅行鞄さえ持っていませんでした(笑)

コロナウイルスの影響もあって「延期しようかな」と、また行かない理由を作ってしまうところでしたが、もう後には引き返せない。全てを済ませ、バタバタと飛行機に飛び乗ったのでした。

結果的に、コロナウイルスの影響で2週間で帰国することになったのですが、今でも行ってよかったと思っています。たったの2週間でこんなに人は変われるんだと、自信がついた気がします。

留学に行かなくても、各界で活躍されている方は大勢いますから、留学が「成功」への通行手形ではないとは思います。ただ、必要な人には必要なことだ……当たり前で、ちょっと変ですが、そう思うんです。

語学学校・留学先の決め方とは

マルタ留学をする中で、候補にあがったのは「EF セントジュリアン」「EC Malta」「Atlas Language School(マルタ校)」の3つ。いずれも語学留学のエージェントが開催する留学フェアで知ることになりました。

最初はどの語学学校も同じようなものだと思っていました。レベル分けのシステムや校内の設備などは似たり寄ったりで、どれを選んだらいいかもわからなかったのです。色々な人の話を聞いているうちに、心の中で引っかかった何かを自分で探り、自分が本当に行きたい学校はどこなのか、何がしたいのかを考えて行きました。

優柔不断で決めきれない私は、最終的には趣味のタロット占いで「えいや」と決めました。タロットが指し示す答えに、私は「No」とは思わなかったのです。

どの学校も「色(カラー)」があるので、もっとも大事な「好み」で選ぶと良いと思います。 いずれも良い人たちばかり、私は「Atlas Language School(ダブリン校)」の日本人スタッフに導かれて「マルタ校」にいます。オープニングということで、ディスカウントがあったのも魅力の一つです。

最終的には、様々な学校のスタッフに会って、話して、最後は自分で決めることが大事だと思います。そして、楽しむことを忘れなければ良いと思います。学校に通いながら「違うな」と雰囲気に馴染めなかったなら、学校を変えるのも一つの選択肢です。実際に、現地で出会った日本人に良い学校があることを聞いて、通う学校を変えた人もいます。

マルタ留学の季節!ベストシーズンは夏

冬は寒く、夏は暑いマルタ。3月は日差しが強いものの、風は寒いためビーチで泳ぐ人は見られません。それでも、海の風は心地よく、日本の春と同じくらいの雰囲気です。

夏になると、どの学校も割高になります。ですが、心が解放される季節はやはり「夏」だと思いました。マルタに実際に行ってみて「春もいいけど、もっと暑い夏なら、もっと楽しいだろうな」と感じたのです。

後日談ですが、マルタ留学がコロナウイルスによって中断され、帰国する前日に海に入りました。春の海に思い切って飛び込んだものの、とても寒くて風邪を引きそうでした。ですが、語学学校で知り合った友人がシュノーケリング(水中めがね)を持っていて「見てみて、たくさん魚がいるよ」と見せてくれた素晴らしい海の景色は忘れられません。帰りの飛行機では、日焼けの痛みさえ心地よく、語学学校の友だちのことを思いながら涙しました。

たった2週間で夢を打ち砕かれましたが、されど2週間だと思います。こんなにも仲良くなり、信頼できる人たちができるなんて考えもしませんでした。それほど、留学は濃厚な時間だったのだと思います。最後は友だちになったみんなが一緒に涙し、見送ってくれました。

30代40代でも「遅い」はない留学

30代でも「遅いかな」と思っていましたが、留学に来ている生徒には40代、50代、60代と年齢が幅広いことに驚きました。EFの説明会に行った時は、70代の女性が留学をしようと考えていました。 もちろん本人たちは年齢のことを気にして「みなさん若い」といますが、私個人としては80代で留学することを決めるなんて「尊敬」しかありません。

留学を馬鹿にする人がいたとしても、一歩踏み出してみれば世界の素晴らしい仲間と出会えるので気にしないでください。 私も実際、60代の女性と語学学校で知り合い、友だちになりました。さすがに若い人が集うパーティーでは姿を見てませんが、一緒にご飯を食べて、将来について語り合いました。

私は幸いにも、多くの人が応援してくださり、背中を押してくれました。応援してくれる人がいることに気づけたのも、留学を決めて良かったと思える一つのサムシングです。

ロケーション紹介

Hilton hotel(ヒルトン マルタ)

St. Julian’s(セントジュリアンズ)にある5つ星のホテル。その中にある「Hilton Malta ヒルトンマルタ VISTA LOBBY LOUNGE」は、マルタ留学中にリラックスしたい人におすすめ。少しセレブなティータイムが過ごせます。ラグジュリー感溢れる雰囲気に、思わずウットリしてしまうはず。スイーツやコーヒー・紅茶で、チップを入れて9ユーロ程(10%が相場)なので、他の店よりも少し高いですが、素敵なオーシャンビューを数千円弱(現在:€1=125円)で楽しめるなら安いもの。

Bay Street(ベイ・ストリート)

留学生の多くが訪れる繁華街の一つ。日本人にもお馴染みのマクドナルド、長期滞在に必需なSIMカードを手に入れることができるvodafonやGo mobileがあります。一ヶ月程度であれば、少し高いですが電波が安定しているvodafonがオススメです。日本にいる間にネットで出来る「SIMフリー」の手続きを忘れずに。SIMカードを取り出すクリップなどが必要なのですが、vodafonの店員さんに「Can I get something to open?(何か開けられるものあります?)」と聞くと小さな釘をくれましたよ。 このエリアは、近くにはナイトスポットが多くあり、日本でいう渋谷・新宿でしょうか。週末の夜となると、多くの人が押し寄せます。楽しい雰囲気もありますが、あまり深い入りするとトラブルに巻き込まれる恐れもありますので注意を。

St. Julian(セントジュリアン)

象徴的な大きな教会「Church of Our Lady of Mount Carmel (チャーチ・オブ・アワー・レディー・オブ・マウント・カーメル)」やレストランが立ち並ぶエリア。留学生が一度は通る道。日本人の姿もチラホラ見かけました。

Peppino’s(ペッピーノーズ)

日本人フレンドリーな店員がいるレストラン。ルーフトップからの眺めが最高です。パスタや魚料理の他、伝統的な「うさぎ料理」も食すことができます。おひとりさまでも楽しめますが、現地で友達になった人と足を運んでみて。

参考にした書籍

まるごとマルタのガイドブック/林 花代子

可愛い表紙に一目惚れ、細かいところまで行き届いた内容。林 花代子さん自身も留学生として訪れた経験があり、巻末にはオトナ留学のレポートも。社会人留学生にも嬉しい情報が掲載されていて、とても重宝しています。

留学のタイミングについて

他の時期と比べて、タイミングが「とても良かった」と思える部分と「とても悪かった」と思う部分と半々な感じがします。

有給をフルで使い留学するには、3月と年度が変わる4月に行くしかなく、コロナウイルス で日本が大変な中、少しうしろめたい気持ちがありました。 運よく、マルタにはコロナウイルスがまだ上陸しておらず、入国もすんなり行きました。しかし、1週間もしないうちにコロナウイルスの発症者が現れ、警戒ムードに。

アジア人の友だちとは「アジア人が風邪でも引いたら差別の対象だ」と危機感をあらわにしていました。健康に気遣いながら、他の日本人やアジア人が差別されていないことを祈るばかりです。 クラス分けで新しい教室に通された時に、生徒の一人が冗談で「コロナボーイが来た」とつぶやきが聞こえて、やっぱり来たかと笑ってしまいましたが、先生は本気で「Not Funny」と怒ってくれました。本当に良い学校に来たのだなと感じた瞬間です。

2週間目の金曜日に休校となり、強制隔離の対象となりました。空港閉鎖の噂もあったため、帰国することを決めました。

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